先日の岩手県酒造組合総会で、会員蔵元よりご意見が出た、岩手県内に在住する外国人を、不足する蔵人として採用できないか、というお話しを受けて、岩手県酒造組合会長として、岩手県庁の国際室を訪問させていただきました。様々な角度から岩手県内に住む外国人にアプローチできるような仕組みを両者で構築していけるお話しをさせていただきました。外国人にとって、仕事としての酒造りは今までアプローチの対象になっていなかったと思いますが、岩手県は南部杜氏の地元でもあり、南部杜氏協会はイギリス出身のフィリップハーパー氏を世界ではじめて認定杜氏にした杜氏集団でもあります。さらに酒造りはユネスコの世界無形文化遺産にも認定され、外国人の人たちにとっても日本の伝統文化の象徴でもあります。興味がある外国人と各蔵がマッチング出来るように、しっかりと酒造組合として橋渡しをしながら、将来、外国人杜氏が多く生まれるようになるよう、頑張ります。